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赤ちゃんの歯と口の健康

食べる力は生きる力。食べる力のために重要なのが歯と口の健康です。
赤ちゃん、子ども、大人、そしてシニアまで、それぞれの年代にあった毎日の口腔ケアが歯と口の健康を守り、食べる力を保つことにつながります。
ここでは赤ちゃんの歯と口の健康のお話をご紹介します。

赤ちゃんの口の筋肉は大人と違う?

赤ちゃんの口の筋肉は大人と違う?

赤ちゃんは誰に教えられるわけでもなく、じょうずに母乳やミルクを飲むことができます。
母乳やミルクをのむときの口の運動は、食べ物を咀嚼(そしゃく。食べ物をかみくだくこと)する力を育むことにつながります。

ところで、皆さんは大人になってから哺乳びんでミルクを飲んだことがありますか? 私たちのようにミルクや哺乳びんをあつかう企業に勤めていると、大人になってから哺乳びんでミルクを飲んだ経験がある人の割合が他の企業より多いのですが……実は哺乳びんで飲むときの口の動きはなかなか難しく、大人は赤ちゃんのようにうまく飲めません。

ミルクを飲むときの赤ちゃんの口の動きを調べるために世界中の専門家が研究に取り組んできました。哺乳びんのニプル(乳首)に特殊なカメラをつけて赤ちゃんがミルクをのむときの口の中の様子を撮影したり、口のまわりの筋肉の動きをとらえてみたり……。たくさんの赤ちゃんがこの研究に協力してきました。口腔外科の専門家が行った研究では、おっぱいと一般的な哺乳びんでは、赤ちゃんの口の筋肉の動きが異なることが明らかになりました。さらに、哺乳びんのニプルの形状を変更することで、筋肉の動きが変わってくることもわかりました。
「ビーンスタークニプル赤ちゃん思い」は小児歯科の先生と共同で研究開発し、赤ちゃんの口にフィットした飲みやすいかたちを追及しました。母乳を飲むときと同じように、舌やあごの筋肉をしっかりと使って飲むことができる構造になっており、赤ちゃんに必要な動作が自然と身につきます。もっとお母さんのおっぱいに近いニプルができないかな?という思いを形にしたニプルです。

データで見る赤ちゃんと歯みがき

データで見る赤ちゃんと歯みがき

さて、突然ですが問題です。次の問題に○か×で答えてください。

Q1.むし歯のない3歳のお子さんの割合は80%以下である
Q2.仕上げみがきをしているパパ・ママの割合は50%以下
Q3.国内の歯科医約10万人のうち、子どもの歯に関する専門的知識並びに治療技術を有する小児歯科専門医の資格を持った歯科医師は10%以上いる

いかがでしょう? ○と×、どちらにするか決まりましたか?
では、答え合わせです。

正解は……3問すべて全部「×」です。

A1.3歳児でむし歯ではないお子さんの割合は 89.8%(2021年時点)(1)
A2.仕上げ磨きをしているパパ・ママは 74.1%(2020年時点)(1)
A3.日本小児科学会認定の小児歯科専門医は約1,200名(2024年時点)。歯科医師の 約1%です。(2)

3歳時点でのむし歯のお子さんの割合は年々減少傾向で、10年前(2010年)の約半分に減っています。(3)
これもパパやママが歯みがきなどの口腔ケアに、熱心に取り組んでいる成果ですね。

歯みがきを嫌がらなくなる!? 
赤ちゃんの歯みがきケア
5つのポイント

歯みがきを嫌がらなくなる!? 赤ちゃんの歯みがきケア5つのポイント

むし歯対策の基本は歯みがきですが、なかには歯みがきを嫌がる赤ちゃんもいるでしょう。
でも、それは自然なことかもしれません。なぜなら大人の多くは、自分以外の人の歯を磨いた経験がないから。慣れない動作をしているため、赤ちゃんが不安を感じることがあるかもしれません。

それに、口腔ケアの専門家の方のお話によると「そもそも、人はだれでも自分の口元をさわられるのは嫌なもの」とのこと。赤ちゃんも同じです。
そこで、赤ちゃんが歯みがきを嫌がりにくくなるかもしれない、5つのポイントをご紹介します。

1.歯みがきの準備は、歯が生える前から
口は敏感ですが、歯が生える前から口の中を指でタッチする習慣をつけておくと、歯みがきを嫌がりにくくなります。なお、赤ちゃんのお口の中をタッチするときは必ず手を洗ってからにしましょう。

2.いつも生活している明るい場所で行う
 赤ちゃんが怖がらないように、リビングなどのいつも生活している明るい場所で行いましょう。

3.語りかけながらやさしくケアする
「今から歯をきれいにするよ」などと語りかけながらケアすると、赤ちゃんも安心できます。

4.上唇小帯にはさわらない
 上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、口の中の歯ぐきと唇のあいだにある帯のこと。ここをさわると嫌がる赤ちゃんもいるので、なるべくさわらないようにしましょう。

5.決して無理強いしない
 歯みがきが習慣になるまでは、赤ちゃんが嫌がった場合に無理強いしないことも必要です。少しずつ歯みがきに慣れていけるといいですね。

ほかには、パパやママが楽しそうに歯みがきするところを見せるのも良いといわれています。
これらのポイントに気を付けながら歯みがきをすると、赤ちゃんの歯みがきイヤイヤをやわらげられるかもしれません。ぜひ試してみてください。

年齢を重ねると歯の数が減る傾向がありますが、歯の数が多い方はよくかむことができます。そして、よくかむことができる方は、バランスよく栄養をとることできることがわかっていますので、小さなころから歯のケアを習慣づけていきたいですね。
さまざまな食品からバランスの良い栄養をとることができれば、骨や歯のもとになるカルシウム、たんぱく質、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどをとることができ、それが骨や歯の健康につながるという良い循環が得られます。

歯のかかりつけ医を見つけて、
健康な歯を維持しよう

歯の健康のためには、かかりつけの歯医者さんをもつこともおすすめです。
お近くに小児歯科専門医の資格を持つ歯科医がいればより良いですが、そうでない場合も、小児歯科学会に所属している先生が全国に約4,500名いらっしゃいます。興味のある方はお調べになってみてもよいでしょう。

ご紹介した情報が、大切なお子さんの歯の健康維持に役立てば幸いです。

【おまけ】牛乳でむし歯予防!?

牛乳を飲むことができるのは1歳になってから。
実は牛乳や乳製品が歯の健康に関係していること、ご存じでしたか?
あまりピンとこないかもしれませんが、世界保健機構(WHO)は2003年に「むし歯予防効果の可能性あり」という食べ物として、キシリトール、食物繊維と並んで「牛乳」を挙げています。(4)

牛乳や乳製品がむし歯を予防するのは、以下のような仕組みなのではないかといわれています。(4)
(1) むし歯菌がつくる酸を中和する
(2) だ液の分泌を促進する
(3) 歯の表面への歯垢(しこう)の付着を防止する
(4) 牛乳、乳製品に含まれるたんぱく質とカルシウムが歯の表面(エナメル質)の修復に役立つ

お子様の健康のため、飲むことができる年齢になったら牛乳もご活用ください。

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